と り こ

『流れ行く者』

私、今、上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」にはまっています。
11冊あるのですが、2度目を読んでいます。

さて、先日引用した文ですが、何が言いたいかはっきりと分かりました。
今が幸せだと言いたいのでした。



ジグロは王の追手から逃れるために様々な苦難を乗り越えて、親友の娘バルサを育てています。
その娘(多分13歳くらい)が言った言葉が、

「父さんは用心棒として当然の仕事をしただけだから、サドルは恩義を感じる必要はないっていいたかったんでしょう?だけど、それでもさ、気持ちってもんがあるじゃない。命も、大事な酒場も守ってもらったら、ありがとうって思うのが当然じゃない。」

ジグロの答えが、

「ーおれが、勘ちがいしているといったのは、おまえの怒りのほうだ。
 おまえがサドルに怒ったのは、人としての道理のことだけではなかろう。おれが、もっと報われてしかるべきだと、おもったからだろう。」

「サドルに恩義なんぞ感じてもらわなくとも、おれはじゅうぶん報われている。」

(P196より引用)

先日引用したときは、私もバルサと同じように考えてしまいがちだけれど、それは違うんだと思っただけでした。
ジグロは、どんなにひどい状況であっても、今のバルサとの生活が幸せだ、バルサと一緒にいられることが幸せだと言ったのでした。
[PR]



by torikomesi | 2010-10-28 17:21 | わたしの楽しみ

とりこのこれからのてあみ
by torikomesi
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧