と り こ

『輪違屋糸里』

糸里は、音羽太夫から残されたことばについて考えている。
「だあれも恨むのやない。ご恩だけ胸に刻め。」

浅田次郎さんは親切である。
答え。

 千年の芸に人並の愛憎など要らぬ。俗を饗す芸が、俗であってはならぬ。さあればこそ人は、その芸に感動する。恨みも妬みも嫉みも、愛する心すらも要らぬ。芸を修めた身ばかりを矜恃とし、それを授かった恩だけを胸に刻め。聖なるものを衆俗の娯しみとして分かち与えること、それだけが島原傾城のつとめだ。
(文春文庫 P193)

「恩」という言葉がとても新しい。

『壬生義士伝』を読んだので、続けて『輪違屋糸里』を読んだ。
新撰組局長の芹沢鴨暗殺を周りにいた女性から見たものだ。

今まで時代小説なんて読んだことなかったけれど、読み物として面白いかも。
新しく出る『一刀斎夢録』も読むつもり。
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by torikomesi | 2011-01-16 11:23 | わたしの楽しみ

とりこのこれからのてあみ
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