と り こ

『メロディ・フェア』

やっぱりいいなあ。
宮下奈都さんの新刊です。
主人公は郊外のモールの化粧品カウンターで働く新人のビューティパートナーです。
今回も大したことは起きません。
日常生活がそのまま書いてあります。
男性が読んだらどう思うのか聞いてみたいなあ、とか、何も起こらんなあ、と、さらさら読んでいったのに、やっぱり小さく揺さぶられる場面がありました。

 口紅が好きだ、という気持ち。お客さんをよろこばせたい、という気持ち。いざというときにここを訪れてくれた浜崎さんのおかげで、はっきりと自分の気持ちをつかまえることができた。私の中にある大事な気持ちを確認できただけで、足場が確立された気がする。熱い気持ちは、エネルギーとして胸に秘めているほうがいいのだ。
 なんだか、楽になった。エネルギーが蓄えられていれば、いろんなことが自然に出てくる。
(ポプラ社P134)

私にとって、この人の本も奥田さん同様、下に向かっているときに読む本です。
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by torikomesi | 2011-02-17 18:27 | わたしの楽しみ

とりこのこれからのてあみ
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