『ハブテトルハブテトラン』
タイトルだけで手に取った本。
「はぶてる」は広島弁です。
自分の思い通りにならなかったりしたときにムゥっとなるときに使います。
それとか、特に子供がわがままを通そうとして、通らないときちょっとふくれたりすると大人から言われます。
「そんなにはぶてんさんなや・・」
子供の様子をさすことが多いかなと思います。
広島県の東部、松永辺りが舞台です。
小学校5年生の不登校になった東京の男の子ダイスケが、祖父母の田舎で二学期を過ごす話。
大人になってしまった私はもう忘れてしまったけれど、子供ってこんなことを考えているのでしょうか。
そこがちょっと、不思議だったけれど、それは子供がいない私だから感じることかもしれません。
中島京子さんはとても自然に書いています。
広島弁がよかった~
先日涙が出そうになった『銀二貫』も大阪の言葉が使われていたし、その前に読んだ『燃えろ剣』も京言葉が使われていた。
方言ってええよ!
それだけで、文化が現われとる。
その土地の様子がよう分かるけえ、ええ♪
方言を使われえると地元の人にとってはたまりませんね。
鞆の浦の様子を書いたところなんかよかった。
ダイスケの東京の言葉ですけれど。
別に、なにがあるってわけでもないんだ。ていうか、歴史的な建物とか見ても頭に入らないんだよね。
だけど、目の前に、青い瀬戸内海があって、釣り船がつないであるだけで、なんだかうれしくなってくる。
(ポプラ社P113)
私も先週、淡路島の海を見て同じように思いました。
感じることはこの子と変わりません。
でも、二学期を祖父母の家で過ごしたダイスケは、楽しいばっかりだった松永を離れて3学期は東京のパパママのところへ帰ります。
春までは、なにかの中に閉じこめられて、息ができなくなった気がしてたんだけど、気がついたら穴がぷすぷす開いてたみたいな感じ。
まあ、三学期くらいだったら、東京でやってみてもいいかなと思っただけの話だ。
ママはぼくがちょっとオトナになった気がして、うれしいけどさびしいとか、わけのわかんないことを言った。
何を心配してるのか知らないけど、そんなに簡単にオトナなんか、なる気はないね。
(P248)
「はぶてる」は広島弁です。
自分の思い通りにならなかったりしたときにムゥっとなるときに使います。
それとか、特に子供がわがままを通そうとして、通らないときちょっとふくれたりすると大人から言われます。
「そんなにはぶてんさんなや・・」
子供の様子をさすことが多いかなと思います。
広島県の東部、松永辺りが舞台です。
小学校5年生の不登校になった東京の男の子ダイスケが、祖父母の田舎で二学期を過ごす話。
大人になってしまった私はもう忘れてしまったけれど、子供ってこんなことを考えているのでしょうか。
そこがちょっと、不思議だったけれど、それは子供がいない私だから感じることかもしれません。
中島京子さんはとても自然に書いています。
広島弁がよかった~
先日涙が出そうになった『銀二貫』も大阪の言葉が使われていたし、その前に読んだ『燃えろ剣』も京言葉が使われていた。
方言ってええよ!
それだけで、文化が現われとる。
その土地の様子がよう分かるけえ、ええ♪
方言を使われえると地元の人にとってはたまりませんね。
鞆の浦の様子を書いたところなんかよかった。
ダイスケの東京の言葉ですけれど。
別に、なにがあるってわけでもないんだ。ていうか、歴史的な建物とか見ても頭に入らないんだよね。
だけど、目の前に、青い瀬戸内海があって、釣り船がつないであるだけで、なんだかうれしくなってくる。
(ポプラ社P113)
私も先週、淡路島の海を見て同じように思いました。
感じることはこの子と変わりません。
でも、二学期を祖父母の家で過ごしたダイスケは、楽しいばっかりだった松永を離れて3学期は東京のパパママのところへ帰ります。
春までは、なにかの中に閉じこめられて、息ができなくなった気がしてたんだけど、気がついたら穴がぷすぷす開いてたみたいな感じ。
まあ、三学期くらいだったら、東京でやってみてもいいかなと思っただけの話だ。
ママはぼくがちょっとオトナになった気がして、うれしいけどさびしいとか、わけのわかんないことを言った。
何を心配してるのか知らないけど、そんなに簡単にオトナなんか、なる気はないね。
(P248)
by torikomesi
| 2011-02-04 10:44
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